大学発のベンチャー企業の経営が厳しいという話題です。
大学発VBの経営厳しく、55%が経常赤字・06年度日経調査
大学発ベンチャー企業の経営が厳しさを増している。日本経済新聞社が9日まとめた大学発ベンチャー調査では、回答企業の55%が2006年度の経常損益が赤字で、7%は「3年内に会社を売却する可能性がある」と回答した。政府が2001年に1000社育成計画を打ち出した大学発ベンチャーの数は1500社を超えたが、社員や営業ノウハウの不足から事業を採算に乗せられない姿が浮き彫りになった。(詳細を10日付日経産業新聞に)
調査は日経リサーチの協力を得て、技術や人材などの面で大学が母体とみられる企業1195社に調査票を郵送した。回答したのは276社(回答率23.1%)。このうち「06年度の経常損益が赤字」と答えたのは151社(54.7%)だった。昨年調査で05年度が経常赤字だったのは45.4%で、単純比較すると赤字割合が約9ポイント上昇した。1社当たりの経常赤字額も拡大傾向にある。
大学発のベンチャーというのは、研究成果をもとに事業を起こしているはずですから、商品や技術の競争力はあるはずです。しかし、55%が赤字。財務的には厳しいようです。
その主な要因として挙げられているのが、「社員や営業ノウハウの不足」です。つまり、
- 人材や人材をマネジメントする仕組みの不足
- 顧客開拓やマーケティング力の不足
により、収益モデルを確立できていないということでしょう。1.人材不足は多くの中小企業の共通する課題ですが、2.顧客開拓やマーケティング力が不足していると、やっぱり厳しいでしょうね。
私たちは多くの会社設立を支援していますが、起業前から、既にお客さんがいて、
「早く、会社作って、来月からでも取引始めてくれ、って言われているんですよ~。」
なんて言われる人は、やっぱり、起業後も成功しているケースが多いですね。
良い商品でも顧客がいて、初めて会社が成り立ちます。当たり前の事ですが、重要なことです。